鋼の包丁は軽くて使いやすいからおススメなのか?

鋼の包丁の素材とは?

鋼の包丁の強みは、切れ味の良さや力を加えなくても良いのがポイントです。特に料理をする頻度が多い人には、頼れる味方となるでしょう。

その中でも、和包丁の種類に炭素鋼と合金鋼があります。更に細かく分けると、白紙・黄紙・青紙の3種類に分かれます。白と黄色は不純物を多く含まれていません。抗菌作用も高いため、衛生面でもプラスの効果を見込めます。一方、青紙には耐摩耗性という持続性の高さがあります。一度砥石で研ぐと、長期間切れ味が良い状態を保てるのがポイントです。しかし、研ぐことを繰り返して刃が強くなりすぎると、研ぎにくくなります。

1つの情報として、家庭調理で使用するなら白・黄色紙で十分間にあうでしょう。料理好きで拘りがある人や職業にしている人であれば、青紙の方が良いかもしれません。





手入れや洗い方のコツについて

鋼の包丁を砥石で研ぐ際は、1,000番前後の目の粗さのもので研ぎましょう。磨き傷が気になる人であれば、6,000くらいの細かい砥石ですれば良い品質を維持しやすくなります。砥石は、研ぎ始める前に20から30分間は水に浸しましょう。研ぎ方の流れはステンレス包丁と同じで問題ないです。研ぎ終わった際は、水分を拭き取り乾燥させましょう。使用をしない時は、刃物用の防錆オイルや柔らかな手触りの油を塗ったうえで乾いた布で包んで保管をすれば、錆防止効果を高めます。

なお、毎日料理で使用をするなら、調理前に水洗いを行い水分を拭き取りましょう。調理中は小まめに拭き取り作業をしましょう。変色をしやすい魚や柑橘類を切った後なら必要な作業です。調理後は刃の表裏に熱湯をかけて乾拭きをしましょう。それぞれの手入れをするだけで、錆防止効果を高めます。