砥石で磨く作業が包丁を長持ちさせやすくします!

砥石で磨く際の流れ

包丁を研ぐ際、先ずは台所用洗剤を使用して洗い、汚れを落としましょう。砥石に水を浸した後、研ぎ台にセットをします。ない場合は濡れタオルのような布を敷き、滑り止めをしましょう。

包丁の表面を研ぐ際は、利き手で包丁を握り根元部分を押さえて安定させましょう。利き手と反対の手を添えて、砥石全体を覆うように包丁を研ぎましょう。研ぐ際は指を添えている所でしかできないので、複数回に分けて作業をします。なお、砥石の表面が乾燥したら水を掛けます。

裏面を磨く際は、表と同様の流れで良いです。その際、カエリという削りかすが出るくらいに磨くようにしましょう。作業が完了をした後、水洗いをすれば完了です。

ただし、研いだ後すぐに使用をすれば金属臭が食材やまな板に移りやすくなります。少なくても半日は置きましょう。

できる所から取り組みましょう!

これまで砥石で包丁磨きをしたことがない人は、砥石を選ぶ際に悩みが生じるかもしれません。荒砥・中砥・仕上げ砥がセットになっている商品もありますが、使い方のコツも押さえておきましょう。家庭料理で使用する場合は、中砥と仕上げ砥だけでも間に合うようです。

1,000番タイプの中砥石は普段の包丁研ぎで使うことが多く、初心者の場合はこれだけで充分です。磨き続けていき、より切れ味の良さを確認したい時に仕上げ砥を使用すると良いでしょう。特に番手が大きいものなら細かな部分まで磨くことができるので、切れ味の良さを維持しやすくなります。自分に合う砥石を選んで包丁磨きを楽しめると、料理が好きになるでしょう。ただし、磨き続けることに伴う劣化は避けられません。その場合は、包丁の交換時期となります。